難易度:★★☆☆☆
クラウド上にある大量の衛星データをクラウドコンピューティングで解析する環境を提供している「衛星データ解析プラットフォーム」、その先駆けであるGoogle Earth Engine(GEE)について学ぶクエストです。GEEには米国のLandsatや欧州のSentinelといった無償の衛星データが大量に搭載されており、登録さえすれば誰でも無償で利用することが可能です。Webブラウザ上でJavaScriptを使ってデータの処理や解析を行いますので、解析ソフトやデータをローカルにインストールする必要もありません。
本クエストでは、初めて衛星データを扱う人でも理解できるようGEE上でのデータ選択や表示方法からチャレンジします。そして、1枚の衛星画像に含まれる複数の波長帯の情報を組み合わせるバンド間演算や、複数の時系列衛星画像から地表の変化を見る解析など、GEEの基礎的な使い方を身につけます。
Mission 1
衛星の種類からデータの利用事例まで、衛星データ利用する上で欠かせない、衛星リモートセンシングの基礎的な知識について学びます。
「リモートセンシングとは」について学びます。
「観測衛星のデータ取得について」を学びます。
「リモートセンシング知識の体系」について学びます。
「衛星データの利用事例」について学びます。
Mission 2
Google Earth Engineを始めとする衛星データ解析プラットフォームが台頭してきた背景と、クラウドコンピューティングを用いた衛星データ処理の特徴について学びます。
「Google Earth Engineの背景」について学びます。
「地球観測データ処理におけるクラウドコンピューティングの利点」について学びます。
「Googleのインフラが可能とするGoogle Earth Engineの紹介」について学びます。
「Google Earth Engineの利用事例」について学びます。
Mission 3
Google Earth Engineの基礎的な使い方として、まずは衛星データの選択や表示方法について学んだあと、1枚の衛星画像に含まれる複数の波長帯の情報を組み合わせるバンド間演算によって、植物の活性度を示す正規化植生指数(NDVI)の計算にチャレンジします。
サンプルプログラムは以下のURLから確認することができます。
・構築済みのアプリケーションを通じて衛星画像に触れる
URL: https://code.earthengine.google.com/b5d5001578804e0af57b6b72da31a1e4
・最小限のプログラムで衛星画像を表示する
URL: https://code.earthengine.google.com/a0dfcf0256bd4729e7d5f9323c3a1a5f
・処理対象のデータを地理的条件で絞り込む
URL: https://code.earthengine.google.com/3f65708f4dc77086ebe2e4c7fe97f667
・バンド間の演算で植生指標を計算する
URL: https://code.earthengine.google.com/527e7b6640bada46451388b0effa01d1
「構築済みのアプリケーションを通じて衛星画像に触れる」について学びます。
「最小限のプログラムで衛星画像を表示する」について学びます。
「処理対象のデータを地理的条件で絞り込む」について学びます。
「バンド間の演算で植生指標を計算する」について学びます。
Mission 4
Google Earth Engineの基礎的な使い方として、複数の時系列衛星画像から地表の変化を解析してみます。また、いくつかの衛星画像を並べて比較する、あるいは切り替えながら比較するといったGEE上での表示方法について学びます。
「一枚の画像からヒストグラムグラフを作成する」について学びます。
「複数の時系列衛星画像から時系列変化グラフを作成する」について学びます。
「様々なバンドの組み合わせの衛星画像を同時に表示・比較する」について学びます。
「複数の時系列衛星画像を切り替えながら表示する」について学びます。
Mission 5
Google Earth Engineの基礎的な使い方として、教師データを使った土地被覆分類にチャレンジします。また、処理結果の画像を共有するため、外部に出力する方法について学びます。
サンプルプログラムは以下のURLから確認することができます。
・Earth Engineの処理結果を外部に出力する
URL: https://rs-training.jp/el/mod/url/view.php?id=145
【補足説明】
動画「教師付き分類」の内容は、使用しているサービスの終了に伴い、そのままでは実行できなくなっております。Earth Engineのサイトには、Fusion Tablesを使用しない教師付き分類のサンプルプログラムがございますので、 以下のリンク先をご参照ください。(URL: https://developers.google.com/earth-engine/guides/classification)
「Earth Engineの処理結果を外部に出力する」について学びます。
「教師付き分類」について学びます。
「複数の時系列衛星画像から変化傾向を計算し一枚の画像で表示する」について学びます。