難易度:★☆☆☆☆
衛星よりも手軽に空間分解能の高い画像が得られるため、ドローンによる観測データの利用が近年急増しています。機体の低価格化が進んで購入のハードルが下がり、誰でも簡単にドローンを使って観測ができるようになりました。しかし、ドローンで撮影した観測画像を有効に活用できていない方も多くいるようです。
本クエストでは、ドローンで撮影した画像の結合や土量の計算など、観測画像の処理・解析に焦点を当てた技術と、そのような画像を撮影するための準備やポイントについて学びます。また、DJI社のDJI GS proを使った飛行プランの作成、Microsoft社のImage Composite Editorを使った画像の結合、テラドローン社のTERRA MAPPERを使ったデータ解析にチャレンジします。
※ 実習に適したデータをお持ちでない方は、こちらのページからサンプルデータをダウンロードすることができます。
Mission 1
無人航空機(UAV)の種類と、UAVに搭載することができるセンサについて学びます。
「UAVについて」を学びます。
Mission 2
ドローンで観測を行うための基礎知識、注意事項、必要な機器などについて学びます。
<参考資料>
・国土交通省の無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール・ガイドライン
URL: https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html
「ドローンと観測」について学びます。
Mission 3
事前の準備から当日の観測まで、一連の流れについて学び、DJI社の「DJI GS pro」を使って飛行プランの作成にチャレンジします。
<参考資料>
・地理院地図(国土交通省 国土地理院)
URL: http://maps.gsi.go.jp/
・UAVを用いた公共測量マニュアル(案)(平成29年3月改正)
URL: https://www.gsi.go.jp/common/000186712.pdf
・DJI GS Pro (DJI JAPAN株式会社)
URL: https://www.dji.com/jp/ground-station-pro
「観測の流れ」について学びます。
Mission 4
ドローンで撮影した1枚1枚の画像を結合し、全体をカバーする画像の作成方法を学びます。Microsoft社のImage Composite Editor(ICE)を使って画像の結合にチャレンジします。
<参考資料>
・Image Composite Editor (Microsoft Corporation)
URL: https://www.microsoft.com/en-us/research/product/computational-photography-applications/image-composite-editor/
「画像の結合」について学びます。
Mission 5
ドローンで取得したデータを処理して、地形解析を行う方法を学びます。複数の画像から地形情報を得るためのソフトウェアとして、テラドローン社のTERRA MAPPERを使った地形解析にチャレンジします。
<参考資料>
・TERRA MAPPER (テラドローン株式会社)
URL: https://mapper.terra-drone.net/
Mission 6
ドローンを使った観測の事例について学びます。
「いろいろな観測」について学びます。